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【ぷよぷよ】何もない世界、壊れる世界 -side:Player A-【SS】
部活でぷよぷよが流行っていたときに、何を考えたのか、ぷよぷよ擬人化とかやってしまったときの。
水色=弱気、巻き毛。
赤色=釣り目、熱血。
だと思っています。
赤×水色を推奨!

何もない世界、壊れる世界 -side:Player A-



そっと手を伸ばして、隣り合った温もりを確かめ合う。
互いに指を絡み合わせ、手をつなぐ。
「もう、僕たちだけになっちゃったね」
水色は、そう言うと、小さな、透明な滴を目じりから頬に伝わせた。
「そんな顔すんなよ」
わざと明るい笑みをつくって、赤は水色の巻き毛をくしゃくしゃと掻きまわしてみせる。
「俺たちは、上手い人に産み落とされてよかったんだって、そう思わなきゃ。下手な人なら、もしかしたら、残された俺たちだって、遠く離れ離れになっていたかもしれない。俺たちはこうして、今側にいられるだろ?」
言葉を示すように、ぎゅっと握られるてのひら。
赤の明るい笑みが、けれどどこか悲しげに見えるのは気のせいだろうか。
水色は俯く。
――僕たちは、消える。
それは世界の理で、設定に沿った役割で、喜ばれることなのかもしれない。
――じゃあなぜ、僕は今消えたくないと願っているのだろう。
俯いたままの水色を、赤は唐突にぎゅっと抱き寄せた。
「俺は」
先ほどまでとは変わって、耳元で囁く、逼迫した声。
「それでも、お前と消えるなら、それでも! 俺は、構わない……!」
声が震えていた。体も震え、その震えが抱き寄せられた水色に直接伝わる。
応えるように、水色の涙が、とめどもなくこぼれていった。
――僕は、幸せだ。
実感する。
堪え切れないほどの不安を抱えながら、それでもなお慰めようとしてくれる赤が、大切な人が、今、側に、この手の先にいる。
一人で消えるのは怖いけれど、今は二人、一緒にいる。
例え未来に不安があろうと、すぐ先の未来がなかろうとも、今このとき、自分は幸せなのだと、そう信じることができるから。
だから。
「また、生まれ変わったら、君の隣にいたいな」
そう言って、そして、二人の姿は消えて行った。
――全消し(オールクリア)。





全消しってすると結構寂しくなりませんかね。
ぷよぷよやるときはできるだけ赤色と水色を接すように配置していただけると嬉しいです。
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【2009/12/19 19:03 】 | 未分類 | page top↑
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