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【作詞ヒストリー】『コガネイロの故郷(とき)』について
二回目です。
僕が初めてキッドさんに作詞を提供した(らしい)曲です。
ボカロ通算二曲目。
Withが詞先だったため、曲先で書いたものとしてはこれが初になります。

以下ドラクエ5のネタバレがナチュラルに入っているので注意です。



『コガネイロの故郷』について

はっきりとは覚えてないけど、キッドさんの曲で
僕が初めて作詞した曲(らしい)です。
そして、初めて曲先で書いた曲でもあります。
キッドさんの曲に作詞をするのも、曲先で曲を書くのも、
今となってはこれが基本スタイルで当たり前になっていますが、
その一番初めに書いたものがこれ(たぶん)

当時、ボーマスがまだ蒲田のpiyoで開催されてにぎわっていたような時代。
キッドさんが自分もオリジナルアルバムを出したいという話をして
いて、俺でよければ歌詞書くよ! という話をしました。
そして一番初めに書いた歌詞がこれです。

特にテーマの指定はなかったかな? と思います。
なので割と自由に書かせていただきました。

この曲はドラゴンクエスト5のゴールドオーブイベントをモチーフにしています。
以下ほんとに軽く説明します。ネタバレ注意です。

旅をしている主人公は何やかんやで
ゴールドオーブというアイテムが必要となります。
そのゴールドオーブというアイテムは、幼いころの自分がとあるお城で拾ったアイテムですが、
既に敵の一味に破壊されてしまっています。
なので、ゴールドオーブが破壊される前、ゴールドオーブを持っていたころの自分がいた時代に
タイムスリップして、ゴールドオーブにそっくりなものとすり替えるため、
過去の自分と出会う、という話。

当時主人公が暮らしていた村は、現在は魔物に襲われたことにより廃れている上、
当時一緒に旅をしていた父親は、ゴールドオーブの破壊と同じときに敵に殺されてしまいます。
そんな過去に戻って、これから辛いことが起こるということをまだ知らない過去の自分に対面して、
まだ父親が生きている、暮らしているこの村に戻って、
主人公は過去の自分と一つの約束をします。
「坊や どんなにツライことがあっても 負けちゃダメだよ。」
「うん。どんなにツライことがあっても僕は負けないよ。」
そうしてゴールドオーブをすりかえて手に入れた主人公は、現在の時間に戻ってくる、という話です。

このゴールドオーブのイベントを歌詞に書き起こしました。
タイトルの「コガネイロの故郷」のコガネイロも、このゴールドオーブという名前から来ています。
故郷と書いて(とき)と読ませているのは、今はもうない、過去の故郷の時間、という意味です。
ちなみに、このタイトルがなかなか決まらず、歌詞を提出した段階では
「昔の僕はとってもカワイイ~始まるナルシズムの気配~」とかいう仮タイトルがついていました。
改めて考えるとひどいけど当時の僕は真面目でした。

歌詞のほうに入っていきます。

出だしの教会オルガンというのは、ドラクエおなじみセーブポイントの教会の
イメージから来ています。セーブするときの「テーレレテレレーテレー」ってやつです。
草葉は本当は「くさば」って読む漢字なんですが、何か音にこだわりがあって
「くさは」という読み方にしてくれという指示をしたのを覚えています。
そのオルガンの音が懐かしいその村の空気を震えさせ、
記憶を覚ましていくその空気に自分の体も震えます。
これから目の前の少年に起きることをすべて知った上で、父の死を知った上で、
これまでの道のりを歩いてきた上で、
もしも「父に似ている」と言われたら主人公はどんなことを考えているのか、
それを考えながら自分も歌詞を書きました。

サビの「夕餉」という表現を書けたとき、ああ、このキーワードいいなあって自分ですごく
思ったのを覚えています。
大してひねっているわけではないんですけど、このワードチョイスが自分で気に入ってます。
淡い約束というのは、上に書いたようなやりとりのことをさしています。
「坊や どんなにツライことがあっても 負けちゃダメだよ。」
「うん。どんなにツライことがあっても僕は負けないよ。」
実際は、ドラクエの主人公は喋らないので、幼いころは未来の自分と、未来の自分は
幼いころの自分とあった時しかこのセリフを聞くことはできませんが、
それぞれ対となって聞くことができます。
なくした夢、というのは、主人公も未来で守らなきゃいけないものがあって、
そのために旅をしています。目の前のこれからつらいことが起きる自分へ、
これから死を待っている父へ、何かをしてあげたい、助けてあげたいという
気持ちを断ち切るために、自分には未来でやることがあると自分に言い聞かす意思のようなものが、
サビの最後の一行です。

二番の小さな子犬、というのは小さなころの自分が仲間として一緒に旅をしていた、
通称ボロンゴ、モンスター名でいうとベビーパンサーをモチーフにしています。
二番のサビ、一番では淡い約束ですが、二番では強く誓う、と書いています。
未来の自分にとっては切に願うような気持ちで約束をしていますが、
過去の自分はまだ何も知らないため、根拠もなく強くうなずけるためです。
サビの最後は、一番のサビで書いたような未来の自分の様子が、
過去の自分にはそう見えた、という風になっています。

最後の大サビ、「紡いだ」というのを「運命」と「温もり」どちらともかけているつもりです。
そして、どんなにつらくても、どんなに思い残しがあっても、どんな気持ちがあっても、
過去と未来の自分にはそれぞれの明日があるために、別れを告げて、お互いの時間に戻ろう、と締めています。


色々なものをモチーフにしたりすることはあるんですが、ガッツリこのシーンを書く、という作詞を
今までを含めてもあまりしたことがないので、よっぽどこのシーンが自分の中で印象的だったんだろうと
思います。今でもゲームの中で特に好きなシーンです。
そんなこんな、ゲーム脳の自分が初めてキッドさんに作詞提供した曲でした。



■動画



■KarenT
『fate of・・・』
http://karent.jp/album/270

『all my Ballads~Forever Love~』
コガネイロの故郷~comeback to hometown Mix~
http://karent.jp/album/1023
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【2016/01/14 01:43 】 | 作詞ヒストリー | page top↑
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