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【作詞ヒストリー】『あたりまえに言えたこと』について
三回目です。
若いってすごいな。



『あたりまえに言えたこと』について


BLです。
まず、この曲を依頼されるにあたって、
こういうものを書いてほしいと珍しく具体的に
キッドさんから指示を受けました。

この曲の元となった実際のBL作品があるようですが、
ちょっと僕の方ではタイトルまでは覚えていません。
以下みたいな話の内容の説明をキッドさんから
受けた覚えがあります。

隣り合わせで住んでいるお兄さんがいて、
窓越しに家を行き来できるほど近くて、
その頃はお兄さんのことを好きだと
普段から言っていたし、
なんかたぶんそういう関係だった。
だけどある日その兄がどこかにいってしまって、
幼心に傷ついて、「好き」という気持ちを向ける相手がいなくなって、
その気持ちを「嫌い」にかえていってしまう。
でも数年たってまたその兄が戻ってきて、
あきらめかけたはずの気持ちがぶりかえしてくる。
幼いころにあたりまえに言えていた「好き」
という言葉が今はもうあたりまえに言えなくなってしまって、
嫌いっていうしかないツンデレ。

なんか多分どっか間違ってるところもあるかもしれないけど、
こんな感じだったと思います。
タイトルも事前に「あたりまえに言えたこと」でキッドさんから
お願いされていました。

今では当たり前にホモ書いてますけど、
はじめて作詞でホモ書いたのがこれです。
一番初めのコガネイロも、初めにつけた仮タイトルは
ひどかったものの中身はまともに書いたし。

この曲の作詞秘話として、実は曲をきかないで書いたというものがあります。
いや、確か何度かは聞いたんですけど、それも曲をもらってすぐの数回で、
実際に作詞を始めたときは、確かもう曲を聴いていませんでした。
なぜそんなことをしたかというと、当時の僕は
高校生だったということがあげられます。
勉強で忙しくて、とかではなくて、勉強もせず毎日パソコンばっかり
弄って夜更かししていたので親に禁止されました。
なので、聞いたのは初めの数回、それ以降はキッドさんから音数だけもらって、
その音数を頼りに作詞をしました。
サビの「あたりまえに言えたことも~」のところは、
初めに曲を数回聞いた時に自分の中で既にここにはタイトルを入れよう、
と決めていた覚えがあるけどどうだったか。

歌詞のほうをみていきます。

一番は、隣のお兄さんがいなくなってから
まだ戻っていないときのものです。
実は出だしからぶっぱなしてるんですけど、
「声は一つの」というのは自慰の婉曲表現だったりします。
「一つの」と書くことで以前は一つではなかったことを遠回しに表現してます。
今は一つ、だから、一つではなかったときより夜がとても寒い。
向かいの窓に描く人影っていうのは、
上記したように、すぐ窓の向かい側にお兄さんが住んでいたからです。
その人影はもうないけど、思い描かずにはいられない。

慰める手も思い出すだけで、というのは、
前は隣のお兄さんに慰めてもらっていたけれど、
今はその手を思い出しながら、自分の手で自分を慰めるしかないという意味です。
別にいやらしい意味じゃないですよ、やだな。
悲しみはしぼりとれない、って見るたびに、なんでしぼりとれないって
歌詞にしたんだろうと今更思います。
実は拭い去れないという歌詞だったんですが、こだわってしぼりとれないに
変えたんですよね。
いやだわ、いやらしい。まあどっちにしてもいやらしいんですけど。
しぼりとるのほうがインパクトあった、というか、
どうしてもその悲しみを消し去りたいという強い思いが
あらわせると思ったのもあるかもしれません。
何度そんなことを繰り返しても、吐き出すそれとともに悲しみを
しぼりとることはできないんですけど。

あたりまえに言えたことが言えなくて、
相手がいなくなってしまった今、
年月がたつほどに、好きという気持ちをどんどんと
嫌いという気持ちで上書きしてこうとしています。

二番では、いなくなったはずのお兄さんが戻ってきました。
記憶重なる風の匂いに
っていう歌詞は、よくあるじゃないですか、
久しぶりに戻ってきた懐かしい彼の声を背後に聴いて、
「えっ?」って思いながら振り返る瞬間にあの謎の
風が吹いて前髪とかがなびいてるやつ。
あれをイメージして書きました。

好きという持て余した気持ちを抑えるために、
一生懸命「きらい」という心のナイフを研いできたのに、
久しぶりに表れたその存在に心が揺らいでいます。

「あたりまえに言えたことも 言えないくせに
重ねた「キライ」に続けて 「さよなら」さえも 言えないけれど」
というフレーズが僕はこの曲の中で一番気に入っています。
初音ミクwikiのコメントで同じとこ気に入ってくださってる
人がいてすごいうれしいです。
一番この主人公の思いを表せた歌詞だな、と思っています。
曲聞かないで書いたくせに二番は全体的に言葉選びも
メロディにあっていてすごい好きです。

最後のサビ、一人濡らしたっていうのは
別に卑猥な意味じゃないです。えっちぃのは嫌いです。
和語で袖を濡らすっていう言葉が涙を流すって意味なので、
濡らすって表現は泣くって意味だと思って使ってます。
決して卑猥な意味じゃないです。
それで、どれだけキライと言葉を重ねても、やっぱりキライ
になんてなれなくて、でも直接本人にいうこともできなくて、
「大好きだよ」と一人で呟く。

改めて見返すとなんでこいつこんな卑猥な言い回しで
書いてるんだろうって思ってます。
若いってすごいな。
そんなこんなで、
高校生の僕が初めてBL作詞した作品でした。


■動画


■KarenT
『fate of・・・』
http://karent.jp/album/270

『all my Ballads~Forever Love~』
あたりまえに言えたこと~cold tears Mix~
http://karent.jp/album/1023

■アルバム
『ALL MY BEST』
http://yaplog.jp/kidsworks/archive/83
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【2016/01/14 14:43 】 | 作詞ヒストリー | page top↑
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